[超.コンプレックス] |
遠い記憶... 「この子、こんな顔だけど乗ってもかまいませんか?」 病院にでも行く所だったのか、母は私を抱きバスの運転手さんにこう訪ねていました。 思えば...これが私のコンプレックスの始まり... 時は流れ...小学校時代 今で云うアトピー皮膚炎は、ひどくなっていました。膿んでいた皮膚にカサブタが出来、ヘビのウロコの様に剥が れている様子がクラスメートに「気持ち悪いばい菌が移るから」と、給食時にトイレに閉じ込められた時も有りま した。 怨んだり、嫉妬するというのは、少しの劣等感がある場合です。劣等感が大き過ぎる時は、諦めてしまい、そ の状況を受け入れるしかないのです。その頃の記憶は、胸の痛さと共に蘇るのですが.... 今振り返ると、現在の私が在る、感謝すべき時期だったのかもしれません。 "普通になりたい"という願いは"普通"になったら...「何をするのか?」と云う空想に変わりました。空想の中の私 は現実とはかけ離れた、華やかな存在です!そのうち具体的な理想を絵にしたり、人形にたくし作っていました (その後の数代目人形は今も在ります) 大人になり、私はモデル.女優の仕事をしています。不思議なものです。気付くと当時、空想していた事が、現 実になっていました。選んでいるわけでも無いのにモデルはブライダルのショーやカレンダーの仕事が多く、女優と しても、舞台や時代劇などで「帰ってきたお姫様」なんて!?キャッチフレーズまで付けてもらっています。 昔、空想していた「人形の様な衣装を着ている私」が、今は現実です。もし、私が輝いて見えるとしたら.. 幼い日の"想い"が有るからだと思います。 |